考えてることを綴るところ。プロフィールは記事にて。


by lisa06k

カテゴリ:研究( 2 )

本を読んで、心が動かされて泣きそうになることはたまにあります。


『ハリーポッター』の6冊目、7冊目とか
インドで読んだDear Johnとか

ノンフィクションなら、『ファインダー越しの3.11』を読んだときは涙が止まらなかった


けど、ビジネス書とかその周辺を読んでて、泣きそうになったのは初めて。

何を読んでそうなったかというと、こちら。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

安宅和人 / 英治出版




感動する系の本じゃないんですけどね。

でも、卒論に取り組み始めた学部4年生からの2年間、
ずーーーーーーーーーーーーーーーっと、
上手くいかないな、どうすればいいんだ、って悩み続けてきた、
研究に対するモヤモヤの解消法が分かったんです。

そのことへの安堵感なのか、
著者、安宅さんへの感謝の気持ちなのか、
2年間なんだったんだろうっていう悔しさなのか、
なんかちょっと泣きたくなりました。



なんでここまで思ったかと言うと。
ちょっとしたご縁というかなんというか、先月、安宅さんとほんの少しだけお話する機会がありました。
実際に会ったことのある方が書かれてる、って思うと、
なんだかこう、ご本人から教えを頂いたような気がしたんです。



どうしたらよいか分からないのに、ただひたすら急かされ、
その場しのぎのアドバイスに翻弄され、悩んできたことで、
相当、ストレスが溜まっていました。
他の事とも重なり、人生で初めて不登校になりました。
合わせて、数か月分くらいの大学院生生活を棒に振りました。



ムダな経験なんてたぶんないけど、ちょっとあまりにも辛すぎた。




先生こそ、最難関の就職試験が課されるべき…じゃないですか?
とか、生意気なことを言ってみたくなります
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by lisa06k | 2013-04-28 00:37 | 研究

インドでの調査も明日で終わりです。
ゆっくり考え事をする時間があったモロッコでのインターンは楽だったんだな、としみじみ感じます。
あの時はあの時で色々大変だと思ってたんですが。


幸い、今回は言葉の壁があまりなくて、そこにはかなり助かっています。
が。想像できていたことですが、英語の通じる国とはいえ、
現地の方同士が話す時は現地のマラーヤラム語なので、
私のような社会科学の調査をしようとすると色々とフラストレーションが溜まります。
(翻訳こんにゃくの発明まだかな…。)

b0258298_231587.jpg

インドの夕焼けをロマンチックに表現してみた。息抜き。


初めての海外調査。
卒論レベルから脱出したいという想い。
研究者(とある尊敬する人の言葉を借りて正確に言うと、researcher)になりたいかもしれないという想いと、
そこから勝手に自分に課しているプレッシャー。

こういう観点に着目して欲しいという教授の想い。
こういうことを研究したいという自分の想い。
そしてのその背景にある、最近数年の色んな経験で感じてきたこと。


周りに対する希望と、自分に対する自信。
実際に現地に来て気付いた、自分の経験と知識と認識の幼さ。
そのギャップにひたすら戸惑います。

 
来る前から大変になることはわかってたけど、ついてから数日は想像以上に辛かった。
来る前の数週間も、慌ただしすぎて結構大変だった。

研究の調査の直前に1か月、研究と直接関係ないインターンをすることはあまりお勧めできる選択ではありません。
心の底から、行って良かったと思ってるけど。


とりあえず、別に同情して欲しいとかいうわけではなく、びっくりするぐらい不安だし辛かった。
誰かの前じゃなく、一人の時にこんなに泣いたのは久しぶり。
私ってこんなに弱かったっけ?って思った。
ちょっと気分転換をして、いける!と思った矢先に、大して進んでないことを指摘されて痛感して、また挫折感。
そこからもう一回這い上がって今に至ります。


冷静になって、ちょっと上から幽体離脱したみたいに自分を見てみると、あー成長してるなぁと感じます。
学生と、社会人の合間にいるんだなって感じます。
学生ってほんとに甘いからダメだなぁって思います。そういう意味では早く働きたい。



でも、2012年は本当に最高に出会い運に恵まれていて、インドでも素晴らしい協力者(研究者の方)に出会いました。
数時間、研究のことから将来のこと、家族のことまで話せるぐらい、信頼できます。
あ。妻子持ちなので恋愛感情はないですよ。
(モロッコ人とインド人とエジプト人が三大めんどくさい人種とか言ったのは誰だ!よく聞く話ですが、嘘ですね。overgeneralizationはよくない。)



彼と話してて、思ったこと。学んだこと。
たくさんあるんですが、その一つは、私は今一人じゃないけど、一人だということ。

彼や、彼のアシスタント、それから私の教授や、wifiという文明の利器を使って連絡を取っている家族や友達。
今、部屋で物理的に一人ですが、精神的に調子が良いときはあんまり孤独を感じません。
(精神的にやられてるときは、さびしくてさびしくてしょうがないけど。将来は絶対、結婚しようって思った)


でも、結局私の修士論文は私が自分が興味を持ったことや問題意識から書くものであって、
他の誰かがやりたいことを実現するための媒体ではない。
そういう意味では、最終的にはいくら共著者がいようと、一人で書くもの。
そのためには、自分の頭をフルに使わないといけないということ。


当たり前のことですが、改めて気づかされました。


a student is someone who learns from the teacher
a scholar is someone who experiments with what he/she learns from the teacher


もうstudentじゃなくて、scholarなんだよ、って言われました。
だから年上の指導者が言うことに振り回されるのはよくないって。
かっこいい…。
なんとなく、私が大好きな映画「君に読む物語」を思い出しました。
(インドは洋書が安く手に入るので、Nicholas Sparksの本を400円とかでゲット。
こっちの本にしては高いですが、私としては安いので、2冊読みました。なんだか余計さびしくなりました。)



ところで、英語がもし苦手だったら、と思うと、怖すぎます。
私が見たことある映画で一番こわかった、texas chainsaw massacre並のホラー。

学術的な書き物はやっぱり苦手で困るんですが、まずは会話が一応成立するのは助かる。
特に社会科学系の場合、片言の英語で海外で研究出来たらとんでもない快挙。
オハイオに転勤になったお父さんには感謝しています。
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by lisa06k | 2012-11-03 00:15 | 研究